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恐ろしくも愛おしい和風の庭に取り入れたい植物

唐突ですが、小学生の男の子(特に低学年あたりのお年頃)って常になにか得体の知れないものと闘っていませんか?気のせいでしょうか?

うちの甥っ子(小学生の方)は最近ずっとドラマの開始時間までの睡魔と闘って見事に全敗しています…

それというのも、近頃なにかと話題になっていた『3年〇組~今日から皆さんはホニャララです~』というドラマに、私たち家族も世の流行に漏れることなくハマっていたんです。

小学生の甥も3話の録画辺りから見始めて、結果私たち以上にハマって・・・・(エンディング完コピするほどに…先生のセリフ覚えちゃうほどに…)

以来、日曜の夜はもう睡魔との闘い!!

どうせ次の日の朝、登校前に観るクセに。

どうせ録画して何回もリピートして観るクセに。

セリフ覚えるまで観るクセに。

リアルタイムを求め、眠い目こすり、不機嫌マックスで、そりゃあもう頑張るんですけど毎回22時05分くらいにゼンマイ切れちゃうみたいなんです。残念なオトコ。

「オレ、今日はイケそうな気がするー」

「あっぱない~むにゃむにゃ…撃沈!!

写真の日は、とうとう最終回の日曜日。

両親が外出していたので、私と留守番しながら「今日は絶対観るぞー。絶対観るんだ!」って、延々自分に喝入れて頑張った結果22時過ぎにチーーーーーンでした。その姿に爆笑したのはワタシ。

思えば長男も、中学2年生くらいまでリアルタイムで金曜ロード〇ョー観られたためしがなかったわ。笑

この小児男子特有の自分のなにかと闘う習性…理解できなかったり、バカらしく感じたり、だけど一方で逞しく愛しく感じる部分でもあります。

大人になったらなかなか「目に見えないなにかと闘う」ってできないからねー。

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話題変わって(前置き長すぎたかなぁ…)今、久し振りに和風のお庭のデザインを考えいるのですが、和風の雰囲気を演出するために使いたいのだけど、使いづらーい植物の事をずっと考えています。

その名もトクサ。「砥草」と書いて「トクサ」です。

こうして見ると、縦にスーッと伸びる姿と竹や笹を思わせるような鮮やかな緑が和の雰囲気にとびっきりマッチするのは想像していただけることと思います。

ただ、この「トクサ」の繁殖率はとてつもなくスゴイ!!そして、ヤバい!!

というのも、トクサはそもそもスギナの仲間。

スギナの仲間って聞くだけで既にサーっと引いてっちゃう人いるだろうなぁ

スギナの仲間ということでその特性もスギナそっくりで、地下茎で横に伸びていきその伸びた地下茎から細い茎がスッと出てきます。

日陰だろうと湿気の多い場所だろうとよく育ちます。とにかく、気温が0度以上あれば育つのであまり手をかけることなく育ってくれます。

育ちまくってくれるので、これを所構わず考えなしに植付けてしまうととんでもない事になります↓

草丈も30㎝から1mくらいまで伸びるので、最初の風貌から様変わりしていく姿は恐怖を覚える人もいるかもしれません。

ただ、植物としては本当に唯一無二の風情と雰囲気で「ここぞ!」って時にはやはり取り入れたい植物のひとつなんですよね・・・

ってことで、ここんとこずっと「トクサ」のこと考えています。

「トクサ」と入れると、グッと和の雰囲気が増すんですよね♡

文章としては「トクサは怖い植物ですよ」みたいになっているかもしれませんが💦決して「トクサ」避難ではありません。むしろ、大好きなんです。

ですが、どんなものにも特性や習性があり、その根本を知った上で用いらなければ当初の目的とは異なる場所へ連れていかれてしまいますよ☺という事をお伝えしたかったのです。

人同士がお互いを理解し助け合って存在するように、お庭に設える植物に対してもその特性を十分に理解し時に手を加えてあげながら、お庭をいつまでも素敵に彩ってもらえたら幸せですよね。

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ドラマが最終回を迎えた今、甥は次は一体何と闘うんでしょうか…

nagano

nagano

Symphonic Garden 営業 何気ない日々の暮らしにちょっとした楽しみと喜びを感じられる そんなお庭をお届けします。

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