みなさま、こんにちは!
先週は、梅雨が終わったのかと思うくらいの夏日が続きましたが、今週は、梅雨に戻りと天候が落ち着かないですね。梅雨の時期の外構工事は、セメント作業ができなくなるので、進めにくくなってしまいますね。
そんな雨でもできる作業といえば、植栽工事です。
今回は、元気がなくなってしまったムサシノケヤキ(珍しい箒状の樹形のケヤキ)にメネデールを樹幹注入してきたので、その現場のご紹介です。
普通のケヤキは、扇状になるのが特徴です。
ムサシノケヤキ
今回、元気がないのは、箒状のムサシノケヤキです。茶色くなっているのがわかります。
ムサシノケヤキの特徴は、樹形が広がらないので、狭いところでも植えやすいのが特徴です。
街路樹や今回の現場のようにビルが近いところなどにもよく植えられています。
剪定
部分的に葉っぱが茶色くなっていれば、虫の影響が考えられますが、施工当日には、完全に全体の葉が茶色くなっていました。そのため、これは、根の状態が悪く何らかの問題で、葉っぱに養分を上げられてない状態でした。
まず剪定を行い、葉っぱと根のバランスを整えます。枯れてしまった葉は水が出ていくのを防ぐため、全部取ってしまいます。
枝の剪定は、強剪定を行い、太い枝を切り下げていきます。樹形が不格好にならないように、低くなりすぎないように気を付けます。この時、切った枝の樹皮を見ると緑がかっていれば、まだその枝が生きているので、それ以上切り下げる必要はありません。
剪定で、切った枝の切り口には、蒸散防止の薬(トップジンやカルスメイト)を塗っていきます。太い枝を切るような強剪定の場合には、蒸散防止の薬を枝の切り口に塗るようにしてください。
これで、剪定が完了し、冬の落葉の時の状態になっています。
メネデール樹幹注入
お待ちかねのメネデール樹幹注入です。メネデールといえば、植替えや挿し木、種まきなど、弱った樹木のサプリメントといわれるものです。
普段のメネデールであれば、土にまくところを今回は、幹に穴をあけてしまいそこに差し込んで注入する方法です。
このムサシノケヤキの大きさであれば、三本あればよい感じです。
これで生き返ってくれることを祈るばかりです。
常緑樹の場合によく効くといわれており、今回のような落葉樹に効果があるかどうか、待ってみないとわからないという感じです。数日後に、メネデールを吸って容器が空になれば、容器を抜き取って、穴を塞いで、葉っぱが出てくるのを待つという感じです。
まとめ
いかがでしたか。今回は、メネデール樹幹注入を行った現場のご紹介でした。
次のブログで、生き返ったところをご紹介できればと思います。
今回は、根の問題でしたが、虫に葉っぱや幹を食べられたり、病気になったりすることもあります。生き物なので、時々観察してやってください。葉っぱが垂れてきたなとか、枯れてきたなとか、虫がついているとか、面白いことがいっぱいです。
樹木のことで、不安なことがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。その他、樹木のこと含めお庭の工事、外構工事について、ご相談ください。お待ちしております。
Symphonic Garden 現場担当 【好きなもの】ラーメン・唐揚げ、サッカー 素敵なお庭造りをお手伝いさせていただきます。 お気軽にご相談ください!ご来店お待ちしております(^^)/