去年の秋が終わる頃、お庭の工事が完了しお引渡しをさせて頂いたS様邸に、先日完成写真を撮りに行ってきました。
ご夫婦のみならず、お子様たちも存分に楽しんでくれていたお庭の打合せ。
そうそう!こうやって、お庭の設計図を描いてアドバイスくれたりしてね♡
工事に入ると、奥様を中心としてご家族皆さまが現場責任者である河野や職人さん達と親交を深め、なんとも言えない連携でスムーズに工事を進めて下さった現場。
降り注ぐ奥様の視線に、緊張を隠せない現場だったでしょうね。笑
工事が終わり、定期的に会う機会がガクンっと減ってから寂しい日々を過ごしていましたが、やっと『再会✨』することができました☺
今日は、打合せから工事完了まで社員並みにご尽力とご協力くださったS様ご家族の『大好き』が詰まったお庭を紹介します。
コンセプト
お庭のデザインを考える時には、まずコンセプトが大切。
S様は、初めてご相談に来られた時から好きなテイスト、イメージする形といったものは明確に持っておられました。
駐車場周りの外構が、ご新築の時に既に済まされていたこともあり、お好みの素材やデザインを汲み取りやすかったことも利点のひとつ。
S様は、主に欧風テイストを好まれていたので、フランスの洗練されていながら柔らかい印象の街並みや、アンティークのような風合いを感じられる雰囲気をお庭に取り入れることに。
それに加え、小さなお子様がお庭の中で『遊ぶ』ことが出来るよう、凹凸はあまり設けることなくフラットなスペースを多く確保したいとのご要望を含め設定したコンセプトが
毎日庭へ出たくなる欧風テイストのお庭
です。
アプローチ
当初の予定では、お庭までのアプローチとしてこの建物側面部分のみ第一期工事として考えられていたS様。
そこを、提案として少し庭まで延長させてデザインさせて頂いたところ、第一期工事はここまでやってしまおう!ということに。
イメージパース
駐車場同じ目線に入る位置なので、素材は合わせてピンククォーツの乱形石を取り入れました。
ヨーロッパの石畳や庭園のアプローチをイメージして、柔らかな弧を描いた形状もポイント。
ここに、より欧風のテイストを加える為、アイアン鋳物の片開き門扉を設置しました。
ホワイトとブラックの色で途中悩みながらも、娘さんの「黒がいいな~」の一声で即決です☺
扉の装飾パターンも、娘さんに相談して選んでもらいました。とっても頼りになる5歳の女の子なんです!!
好奇心旺盛な息子くんが、ポイしてしまいそうな砂利類は使わないようにして、石貼りで弧を描いた脇にブラウン系のレンガを施し足元を安定させました。
ここも、駐車場に使用されているのと同じレンガを取り入れて一体感を出しています。
主庭
アプローチを進むと見えてくるお庭。
イメージパース
子供たちに躓きの心配がないように、段差は設けずほぼフラットなフロアを造りました。
アプローチの乱形を延長させてくる案も途中提案させて頂きましたが、ピンククォーツの乱形という色も形状も個性の強い石を使用している為、少し引算を入れて玉石の洗い出しでお庭の中の道筋を描きます。
洗い出しの玉石は、ラベンダーとグレーの色味をミックスしたもの。
当時、紫好きだった娘さんが希望したラベンダー色の玉石に奥様が少々不安を抱き(笑)グレーを混ぜる事を提案しました。
おかげで、周りの素材と調和のとれた優しい色合いの洗い出しが完成。
お手持ちのブランコともピッタリ雰囲気が合ってますよね。
砂場
子供たちが腰掛けたりしても壊れないように、しっかり安定した砂場が新設されていました。
砂場は、残念ながら私たちの施工ではないのですが、デザインはアドバイスさせて頂いた形で出来上がっていてお庭にもばっちりとマッチしていました。
樹木
樹木は、ご新築時に植栽されていたモミジとシマトネリコを、今回のお庭のデザインに合わせてバランスの取れる場所へ移植して、軽く剪定をさせて頂きました。
樹形も枝振りも立派なイロハモミジは現在落葉中ですが、ご主人がイルミネーションライトを枝に回してくださり、夜のお庭も楽しむことができるそうです!!
落葉時期の樹木の枝を活かした楽しみ方のひとつです。
クリスマスには、枝にオーナメントをぶら下げると、従来のふさふさなもみの木のツリーとは180度違った、シックで小洒落た大人なクリスマスツリーと楽しむことができますよ🎄
まとめ
お庭を造る時に、まず考えるべきは『コンセプト』
◎何をする為の庭なのか
◎庭でどのように過ごしたいのか
◎誰と楽しむ(共有する)庭なのか
用途や頻度や共有する相手により、仕様もデザインも配置もその都度変わるのがお庭です。
そのことをじっくり考え抜いたら、そこへ好きなテイスト、雰囲気、イメージを落とし込み『コンセプト』として、共に庭を考え造ってくれる人たちと共有しましょう☺
今回のS様も、打合せの最中1度迷路に迷い込み(私も一緒に迷い込んだ笑)どうするのが一番良いのか解らなくなった時期がありました。
ですが、S様はそこで無理やり進むことはせず、一旦小休憩を取りお庭に対するご自身の想いを整理し改める事を選択されました。
それにより、今回S様に大満足して頂けるデザインと工事をご提供できたのだと思います。
あ~あぁ・・・
こうして、久しぶりの訪問もあっという間に時が過ぎ・・・次にお会いするまで、また少し時間が空いちゃうかもしれないと思うとふと寂しい気持ちがこみ上げてきます😢
私が写真を撮ってる間も、お庭のあちこちを掃除しながら綺麗にしていってくれるご姉弟🎶
数か月見ない間に、2人ともすっかりお姉さんとお兄さん姿に成長していました。。
S様、第二期工事も存分に楽しみましょう🎶楽しみにお待ちしております🎶
Symphonic Garden 営業 何気ない日々の暮らしにちょっとした楽しみと喜びを感じられる そんなお庭をお届けします。