【急募!!】
弊社が75年にわたり中心的に庭園の業務を実施してまいりました『縮景園』。
広島市の中心部に位置し四季折々の自然豊かな庭園は、多くの方の憩いの場として親しまれています。
今後も将来にわたって継続的に庭園管理業務を遂行するにあたり、このたび1名の人材を公募することといたしました。
◆募集領域:縮景園における、庭園維持管理部門の現場責任者
↓↓詳細はこちらでご確認ください
wp-content/uploads/人材公募(2020_04).pdf
名勝庭園として、大名庭園として、高い評価を頂いている縮景園を是非一緒に守っていきましょう!
※『施工管理技術者』・『造園工』・『CADオペレーター』につきましては常時募集を行っております。詳細は下記ページをご覧ください。
http://hirota-zoen.co.jp/recruit
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今年の冬はどうやら寒いって…そんな言葉をチラホラ小耳に挟みまして、今からハラハラドキドキ。今年はスタッドレス履かないとだめかぁーーーー
現れる虫(カメムシとかカメムシとか、カメムシとか・・・)が、ことごとく巨大化しているし、至る所で存在アピールしてくるので、これも“寒い冬”の訪れの前兆なのかしら。。
そんな灼熱の夏をあっという間に通り過ぎ、秋の風を感じ始めた今日この頃。
秋の空気に変化したことを機に、9月初めから工事をさせていただいていた現場で、先日最終段階の植栽工事を行いました。
この度は、日本ならではの和風の庭をこよなく好み、愛する、外国ご出身のお客様からご依頼いただいた枯山水をメインとしたお庭での植栽工事です。
枯山水とは、簡単に言うと水を使わずに山水の趣を表した庭園のこと。
今回は、その枯山水の雰囲気を庭の限られたスペースで表現するため、敷地に15㎝程度の高低差を付けて、御影石の石板で橋を架けることでより趣を増すように演出しています。
さて、完成に至るまでの様子はというと・・・外構の構造物の工事を一通り完成させたところで、植栽の投入を行ったのですが、樹高4.0mとか5.0mとか割と立派な樹木を多用しましたので現場監督と職人さん総出でまずは荷下ろし!!
レッカー出動で吊り降ろしです↓
外壁に当たらないように、向きや揺れを確認しながら慎重に降ろしていきます。
ウッドデッキ前には、夏に日差しを遮ることができるように枝振りの立派な4mのヤマボウシを配置します。
うん。大きなお家にも広いお庭にも負けない丁度良いバランスで納まってくれました。
こちらは3mほどのヤマモミジです。
モミジは紅葉も楽しみのひとつとなるので、日常的に季節を感じられるようにダイニングの窓から愛でることができる場所に植え付けました。
そして、去年の植木市で早々に確保し温めていた枝垂れ梅は枯山水の下手に配置。
こちらは、この後枝を選定し少しスッキリとした印象に仕上げさせていただきました。
和庭から離れた玄関脇には、シンボルツリーの5mのアオダモを植えて建物を一層引き立てています。
「2階の2つの窓どちらからも見える高さと樹形で」というお客さまからのご要望に沿ったアオダモが入り、ホッと一安心です☺
さて、和庭に戻って・・・
樹木を植え付けたら、下草類を配置し杉苔を施していきます。
川縁の岩肌を模した景石の脇や隙間にタマシダやツワブキを植え付けて、自然の雰囲気を醸し出します。
橋の先には、オニヤブソテツやトクサを加えて動きと立体感をプラスしています。
植栽の植え付けが済んだら、いよいよ山水を表す砂を撒いていきます。
所々にゴロタ石を入れることにより、川を流れて下ってきた石を表現。
お気付きでしょうか・・・砂に描かれた箒の刷毛目のような模様に・・・
これは「砂紋(さもん)」と言って、砂に水の流れや波紋を表現することにより水を使っていないのに水を感じさせる枯山水の特徴とされるもの。
職人さんに無理を言って、頑張ってもらった仕上げのひとつです。私の口から出るほとんどのことが無理なお願いっぽい感じの顔されますけど・・・そこはまぁパワハラでなんとかww
植栽投入から3日間をかけて、静寂と趣を備えた『和』の空間が完成いたしました。
最後に掃除を行い全体に水が撒かれたのですが、その様子を見たお客さまがふと「水に濡れると石の色も濃くなって全体的に引き締まる感じがしていいですね。」と仰いました。
ズバリ!私も全く同感です!!
和のお庭は、やはり水に濡れて全ての素材の色味が濃ゆく締まる風景が最高に素敵なんですよねぇ。
特に自然石は、乾いてる時と濡れた時で色味が全然違うので、それぞれの雰囲気を楽しめるのも最大の魅力です。
そしてそして、橋の下に設置したスポットライトで夜は水面を照らす演出を仕込んでいるので、近々夜の風景もご紹介できるように撮影にお邪魔してこようと思います♪
Symphonic Garden 営業 何気ない日々の暮らしにちょっとした楽しみと喜びを感じられる そんなお庭をお届けします。