これを書いているのは3月10日金曜日・・・(日曜日お休みなのでフライング予約投稿です💦)車に乗っていたら若干汗ばむ陽気です。。
この日もいつも通り、ワー〇マンの史上最強防寒を備えたダウン内蔵型ブルゾンを着て現場へGO!!・・・・・車の中で茹で上がりそうでした。脱げよ・・・
そんな今週のプチニュースはというと(求められてないと思うけど。)、先日スタッフ今井の現場着工に同行した際に、鋤取りなどで使用するバックホウという重機がチョーーーーーーミニミニサイズ過ぎて楽しくなって大笑いしたこと!!ですかね☺しょーもなっww
コレコレ↓↓ 幅70cm程度の超コンパクトサイズで、おもちゃみたいな動きに興奮してついはしゃいでしまいました。40過ぎのオバハン、気を付けて!
ちなみに、なんの縛りもない現場で使う時はこんなサイズ感が多いですかね↓↓
こんな些細な出来事で大笑いできるんで、実年齢は重なれど精神はまだまだ若いような気がしてきました♪5歳くらいじゃない?
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さて、先日年末より少し前に完成したお庭に写真を撮りにお伺いしてきたので、その様子を今日はお届けしたいと思います。
ご要望
ご相談当初は、お施主さま的には明確なイメージは持たれておらず、既存の裏庭を雑草の少ない使い勝手の良いお庭にリフォームされたいとのことでご依頼いただきました。
とはいえ、お施主さまと最初お話した限り、私の方では結構明確なイメージを持たれている印象で(全体の雰囲気・使い方・石材の色合いなどなど)お話の中で割とすぐにデザインのイメージが湧いてきたんですよね♪
天然芝と低木が多いお庭だったので、お手入れがしやすいようにボリュームを少し減らして鑑賞用に高木をプラスしつつ、床部分はテラスや石貼りで有効利用できるお庭にしよう!ということに☺
既存の樹脂デッキも劣化が見られたので思い切って解体です。
駐車場からお庭へ繋がる入口は、防犯面で言うとあまり意味を成していなかった門扉と既存のテラス屋根を撤去して空間を広々と見せることにしました。
既存の金物は、工事前に全てご主人が解体して下さっていて、その行動の俊敏さと撤去する側である私たちに存分に配慮された残材の整然としたまとめ方に感謝と驚きを隠せませんでした!!
駐車場とは反対側のお庭への入口部分は、植栽の種類や配置を変えて雑木のような小道を設えた雰囲気をご希望されました。
全体的にも、既存の状態で充分に手入れされ乱れている印象がほぼないお庭でした。
これらの内容に併せ、当初から希望されていたダイニングの日除けとして、LIXIL 独立オーニングを配置しプランニングしていきました。
提案プラン
そして出来上がったデザインがこちらです。
駐車場からのお庭への入口部分のアングル。乱形の石貼りをメインとして、それぞれの場所に目的を持たせてゾーニングしています。
ダイニング前をメインスペースとして、ここでは家族が集まっても広々と使うことができ、ちょっとした時間でも寛げるようベンチを造作しています。
テラスの前の一段下りたフロアは、お孫さんたちが走り回れるように回遊動線にしてR形状で石貼りをします。中心に盛土で起伏をつけて、お庭がのっぺりとした平面的な印象にならないように。。
イメージパース
テラス脇には、ご要望通り雑木風の植栽にし、既存の飛石を用いてアプローチを造ります。
外からは見えないちょっとした空間ですが、こういう所にもちゃんとこだわりを取り入れるとお庭が何倍もグレードアップしますよ♪
イメージパース
スペースごとに用途や形を変えていますが、素材を統一することで空間全体の繋がりを持たせ、尚且つ実際よりも広々と感じることができる空間となります。
色々な素材を取り入れて盛沢山なお庭も魅力的ですが、その場合全体の統一感を持たせることは非常に至難の業で、下手すると一体感の無いチグハグしたお庭になるリスクがあるので要注意です!!余程のセンスがあれば別です☝私にはないからなぁ・・・
完成
そして完成したお庭の様子です。
駐車場からの入口は、既存の土間コンクリートを下地として活かしお庭の中と併せて石貼りを施しました。物置も一新し雰囲気がガラリと変わりました。
メインの独立オーニングと石貼りテラスの一角。アプローチの乱形石に対し、テラスの床は同じ種類の石の30cm角と45cm×30cm混合貼りし少しスッキリとした印象を加えています。
全部乱形石は重厚感がでますが、私個人としてはあまりに面積が広いと「くどい」という印象・・・これは、主観も問題もあるので、じっくり話し合って双方納得の上検討することをお薦めします☺
反対側からの雰囲気もまた壮観です。独立オーニングの木調がこの空間にマッチして、効いてます。
植栽下に配置した陶器の水鉢に合わせて、お施主さまが陶器の鳥をお庭に飾っておられてより雰囲気がグレードアップしていました。景石との色合いがドンピシャ!
今回使用した石は、【諏訪鉄平】という石で、乾いているときは柔らかなグレーを基調とした優しい風合いの自然石ですが、ひとたび水に濡れるとグッと締まった色になり雨の日も目で楽しめる素材です。本当に全然違う雰囲気になるんですよ。
これほどふんだんに自然石を使うと、季節と言わず晴れの日と雨の日という違いだけでお庭の雰囲気が180度変化します!!
今回のコンセプトはまさにコレ↑ですよ〜。
テラスの段差や景石、盛土の起伏に加えて、少し粒が大きめの砂利を入れることで、空間の立体感が更に増して動きのあるお庭になります↓↓
既存のお庭で元気に育っていた低木も使いながら、程よいボリュームの緑に囲まれた居心地の良いお庭が完成しました。
まとめ
お庭の雑草や構造物のメンテナンスなど、常に綺麗に保っていくのは大変で・・・私たちへの依頼も「雑草対策」「全舗装」「植木なし」なんてワードが年々増えるばかりです。
共働きや核家族化でライフスタイルも昔とは随分変化してしまったし、仕方ないと思うんですけどね。。
ただ、今回のように同じワードを含めながらも、
・生活に心地良い程度の緑は取り入れる
・殺風景でのっぺりとした印象にならないお庭
という要素を取り入れることにより、ただの雑草対策やただのメンテナンスフリーな庭という味気ないお庭からは遠ざかれるはず!!だと思います。
もちろん、お庭に何を求めるかは人それぞれでそこにはお金もかかることなので、優先課題は各々変わると思うのですが・・・
少なくとも「雑草対策したいけどお庭を楽しみたい!」って方は、やみくもに『排除』するのではなく『縮小』することも視野にご相談されてみてはいかがでしょうか♪
Symphonic Garden 営業 何気ない日々の暮らしにちょっとした楽しみと喜びを感じられる そんなお庭をお届けします。