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家族の歴史を刻んだお庭との別れ

秋の風に包まれて、無意味に物悲しくなる季節到来です。

いや、今年ばかりは”無意味”ではなく現実的に物悲しいんだった…

この秋から冬にかけて、私の周りで様々な異変(?)というか変化が起こります。「変化を嫌う」昭和世代女にとっては、なんとも劇的で不安を煽ることばかり。。

『両親が完全に故郷へ移住していく』

とか

『24歳の時以来の一人暮らし』←これは言ってて恥ずかしいわ💦

とか

『姪の進学先が県外へ決まる』

とか

こんなことが目白押しの中、秋風なんかにピューっと吹かれた日にはアタ泣いちゃうかもしれません。

今日は、私自身がこのように変化の時!!を迎えつつある今、ちょうどお庭のお話をさせて頂き来月からの工事が決まったお客様とのことをちょっとだけお話したいなと思います。

お客様との出会いは、ちょうど夏が始まる頃【イマなま】を見てお問い合わせをくださいました。

その時既に、お庭のリフォームを検討し始めて2~3年経過していたと聞きました。

リフォームを考え始めて2~3年経っても、なかなか踏み切れなかった理由…現在の広大なお庭はとっても立派な和風庭園で、池は随分前に水を抜いて枯らしていたようですが名残だけでも立派な姿が浮かぶほど。

そのお庭を、先代やご主人が亡くなられてからの数十年の間ずっと手入れをし綺麗に整え保ってきた奥様としては、それまでの歴史を壊す覚悟というものがなかなか持てなかったようです。

お庭の中には、ご主人と苗木を買ってきて植えてここまで成長したという植木も沢山あって、お庭の歴史同様にご家族の思い出が沢山刻まれたお庭を創り替えるという決心は、私が想像する以上に重いものだったと思います。

2ヶ月のお打合せを経て、次世代へ受け継ぐお庭のプランが決定し来月からの工事へと進んで行きます。

門の劣化が見られ始めた敷地入口の門袖もこの度思い切って新設します。

(イメージパース)

お手入れの大変だったお庭部分を半分ほどに縮小して、駐車場を新たに構えます。

(イメージパース)

お庭の中は、既存の樹木で活かせるものは残しつつ、新たにお客様の歴史を見守ってゆく樹木も投入する予定です。

完成度の高い優美な和風庭園は、眺めるだけで心癒され気持ちを穏やかに保たせてくれる存在ですが、その反面、景観を保っていくための手入れやコストも沢山必要とします。

年齢を重ねるごとにご自分でのお手入れが困難になり、思うようにお庭を保てなくなることへのジレンマを抱える方も多くおられると思います。

今回、そういった正直なお気持ちも打ち明けて頂けたことで『残してゆくもの』『新しく取り入れるもの』をしっかりと打ち分ける事が出来、歴史と未来の調和を計った提案ができたように感じます。

Symphonic・Gardenでは、古いお庭をただ使い勝手良く機能性に富んだ庭に創りかえるということだけに捕らわれず、お客様のお庭への想いや希望を出来る限り取り入れてお庭をリフォームすることへのネガティブな感情を少しでも払拭していけたらと考えています。

そして、お庭が出来上がった時に「決断してよかった!!」と、心から感じて頂けるお庭をご提供できるよう日々邁進しています。

お庭の手入れが難しくなってきた・・・

リフォームしたいけど、今のお庭を崩すのに抵抗が・・・

このままお庭を残して、将来子供たちを煩わせたくないな・・・などなど

現在抱えるお庭への想いと共に、是非Symphonic・Gardenにご相談下さい。

お話しするだけでも、これからのお庭の未来が拓けてくるかもしれません🎶

nagano

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Symphonic Garden 営業 何気ない日々の暮らしにちょっとした楽しみと喜びを感じられる そんなお庭をお届けします。

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